弔電の台紙の選び方|関係性別の相場と宗教ごとに避けたいデザイン

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弔電の台紙の選び方|関係性別の相場と宗教ごとに避けたいデザイン

「弔電の台紙は、故人と親しかった人ほど高いものを選べばいい」。電報の申込みサイトでは台紙が価格順に並んでいることが多く、まず金額で絞り込もうと考える人が多いはずです。

しかし、電報サービス「ハート電報」の運営元として多くの弔電をご遺族のもとへ届けてきたハート電報ラボの立場から言えるのは、台紙は金額より先に「式の後でご遺族の手元にどう残るか」を思い浮かべると迷わず決まる、ということです。金額は関係性で目安が決まり、デザインは宗教で避けるものが決まります。それでも残る迷いは、受け取ったご遺族が持ち帰る姿を考えると解けると見ています。

本記事では、弔電の台紙の種類と関係性別の価格帯から、宗教ごとに避けたいデザイン、申込みの手順まで、弔電を届ける側の視点で順を追ってお伝えします。

目次

弔電の台紙の4つの種類

弔電の台紙は、素材と付属品の違いで4つの種類に分かれ、種類ごとに価格帯と向く相手が変わります。下の表の価格は電報サービス各社でよく見られる範囲で、文字料が別にかかるサービスでは総額がこれより上がります。

台紙の種類特徴価格の目安向く相手
紙の台紙白や淡い紫が基調の簡素な作り1500円から3000円前後友人・知人・取引先
布張りと刺繍の台紙表紙に布や刺繍を使った改まった作り3000円から6000円前後職場の上司・恩師・親族
押し花と漆の台紙本物の花や漆塗りを使った重厚な作り4000円から1万円前後親族・特に親しかった人
線香や花付きの台紙線香・ろうそく・保存加工した花が付く2000円から1万円以上仏式の葬儀で供え物も届けたい人

紙の台紙

紙の台紙は、白や淡い紫、グレーを基調にした、弔電でもっとも簡素な種類です。簡素といっても格式が低いわけではなく、取引先へ会社名義で送る弔電にも使えます。

同じ紙の台紙でも、和紙を使ったものや、銀の箔押しで菊の図柄を入れたものは一段改まった印象になります。友人や知人へ送るなら、紙の台紙で失礼になることはありません。

布張りと刺繍の台紙

布張りと刺繍の台紙は、表紙に布を張ったり糸で図柄を縫い取ったりした、紙の台紙より改まった種類です。手に取ったときの厚みと手触りがあり、職場の上司や恩師など、目上の故人へ送る弔電に向きます。

刺繍は一つずつ手作業で作られるものが多く、紙の台紙より価格が上がります。色は紺や紫、生成りなど落ち着いたものを選べば、宗教を問わず使えます。

押し花と漆の台紙

押し花と漆の台紙は、本物の花を押して閉じ込めたものや、表紙に漆塗りを施したもので、弔電の台紙の中でも重厚な種類です。親族や特に親しかった人へ、ほかの弔電より気持ちを込めて送りたいときに選ばれます。

押し花は菊や白い小花を使ったものが多く、仏式以外の葬儀にも合わせやすい図柄です。漆の台紙は和の印象が強いため、キリスト教の葬儀では布張りや押し花のほうが場になじみます。

線香や花付きの台紙

線香や花付きの台紙は、弔電に線香とろうそく、またはプリザーブドフラワー(生花を長く飾れるよう加工した花)を添えた種類です。葬儀の後も、ご遺族が自宅で供えたり飾ったりできます。

線香とろうそくは仏式の供え物なので、神式やキリスト教の葬儀には送りません。ハート電報では、お線香とろうそくが付いた弔電のセットを約2000円から4500円で用意しています。

弔電の台紙を選ぶ関係性別の価格帯

弔電の台紙の価格は、故人やご遺族との関係が近いほど上げるのが目安です。下の表は、電報を手配する現場でよく選ばれる価格帯を関係性ごとに並べたものです。

故人・ご遺族との関係価格の目安選ばれやすい台紙
友人・知人1500円から3000円紙の台紙
職場・取引先3000円から5000円紙の台紙・布張りの台紙
親族5000円から1万円刺繍・押し花・線香付きの台紙
特に親しかった人5000円から1万円以上押し花・漆・花付きの台紙

表の価格帯は、ほかに何を送るかで上下します。香典や供花を別に送るなら、弔電の台紙は表の下限で十分です。弔電だけで弔意を伝えるなら、上限寄りを選ぶとよいでしょう。

会社名義で送る弔電は、表より社内の慶弔規定が優先します。規定に金額が書かれていれば、台紙はその範囲で選びます。

見落とされがちなのが、表示価格に何が含まれているかで総額が変わる点です。文字数に応じて料金が加算されるサービスでは、長いお悔やみの文面を送ると台紙の価格より文字料のほうが高くつくことがあります。ハート電報の弔電は2,310円から13,200円で、表示価格に消費税・文字料・送料がすべて含まれ、本文は300文字まで追加料金がかかりません。無料の会員登録をすると、全商品が10%引きになります。

宗教ごとに避けたい台紙のデザイン

台紙のデザインは、葬儀の宗教を表す図柄を、ほかの宗教の葬儀に持ち込まないことが基本です。仏式の蓮の花や、キリスト教の十字架がその代表で、宗教ごとに選んでよい図柄と避けたい図柄は次のとおりです。

葬儀の宗教選んでよい図柄避けたい図柄・付属品
仏式菊・蓮・白や紫の無地十字架
神式白い菊・白や銀の無地蓮・数珠などの仏具・線香
キリスト教百合・白い花・十字架蓮・仏具・線香とろうそく
宗教がわからない白い菊・白や紫の無地宗教を表す図柄すべて

葬儀の宗教は、訃報の案内に書かれた「仏式」「神式」の文字や、斎場の名前で確かめられます。案内に書かれていなければ、斎場や葬儀社に電話で尋ねれば教えてもらえます。

問い合わせる時間が無いときは、白い菊か無地の台紙を選べば、どの宗教の葬儀でも失礼になりません。線香付きの台紙は、仏式だと確かめられたときだけ選びます。

式の後に遺族が持ち帰る台紙という視点

弔電の台紙は、式で読み上げられて終わりではなく、葬儀の後にご遺族が自宅へ持ち帰り、しばらく手元に置くものです。通夜や告別式で読み上げられるのは届いた弔電の一部で、残りは差出人の名前だけが紹介され、式の後にまとめてご遺族へ渡されます。

ご遺族は葬儀の後、遺影や骨箱、返礼品の残りなど多くの荷物を抱えて帰ります。そこに大きな箱入りのセットが何十通と重なると、気持ちのこもった贈り物でも持ち帰る負担になります。弔電を数多く届けてきた立場から見ても、喜ばれる台紙は、高価なものより手元での残り方まで考えられたものだと感じています。

では、手元での残り方は台紙のどこで見分ければよいのか。申込みの前に、次の3つを思い浮かべると決めやすくなります。

  • ご遺族が片手で持ち帰れる大きさか
  • ご遺族の自宅に、仏壇や後飾りの祭壇など台紙や花を置く場所があるか
  • 付属の線香や花を、四十九日まで使ったり飾ったりしてもらえるか

ご遺族の家に仏壇があるとわかっていれば、線香とろうそく付きの台紙は四十九日までのお参りで使ってもらえます。仏壇を置いていない家庭や、ご遺族が遠方から葬儀に来ている場合は、平たく持ち帰れる布張りの台紙や、場所を取らない小ぶりの花付きの台紙のほうが手元に残しやすいはずです。

とりわけ見落とされがちなのが、台紙を開いたときの文面の見え方です。ご遺族は持ち帰った後に台紙を開いて文面を読み返すので、落ち着いた台紙に軽い印象の書体が並ぶと、台紙の格が文面で崩れます。ハート電報では毛筆体や行書体を含む18種類の書体を無料で選べ、縦書きと横書き、文字の大きさも変えられます。注文前のプレビュー画面で、台紙と文面を合わせた仕上がりを必ず見てから申し込んでください。印刷範囲からはみ出した文字は印刷されないため、差出人の名前が欠けていないかもプレビュー画面で確かめます。

弔電の台紙選びで避けたい3つの注意点

弔電の台紙選びで避けたい注意点は、慶事向けのデザイン、関係性に合わない価格、到着の遅れの3つです。どれも台紙を選ぶ時点で防げます。

慶事向けの華やかな色と図柄

慶事向けの華やかな色と図柄は、弔電の台紙には選びません。金や赤、ピンクを使った台紙や、鶴亀・水引のようなお祝いの図柄は、祝電の台紙です。

電報サービスの一覧では祝電と弔電が並んで表示されることがあり、急いでいると見た目の美しさで選んでしまいがちです。ぬいぐるみ付きの電報もお祝い用なので、故人が好きだったキャラクターでも弔電には使いません。商品を選ぶ前に、弔電やお悔やみのカテゴリーに絞り込んでから探すと取り違えを防げます。

親族の弔電より目立つ高価な台紙

親族の弔電より目立つ高価な台紙は、職場や取引先として送る弔電では避けます。式場では届いた弔電が並べられるので、関係の遠い相手から重厚な台紙が届くと、ご遺族や親族が気を遣うことがあります。

会社として送る弔電は、紙の台紙か布張りの台紙で、関係性別の価格帯の上限までに収めるのが無難です。個人的に深い付き合いがあった場合は、会社名義とは別に、個人名で気持ちを込めた台紙を送る方法もあります。

告別式に間に合わない申込み

告別式に間に合わない申込みでは、どれだけ台紙を選んでも弔電の役目を果たせません。弔電は、通夜か告別式の開始前に斎場へ届くよう申し込みます。

ハート電報は当日配送に対応しておらず、18時までの申込みで翌日の10時に届けるのが最短です。配達は「午前」「午後」「夜間」の時間帯で指定でき、時刻までは指定できません。告別式が翌日の朝早くに始まる場合や、訃報を当日に知った場合は、当日配送に対応している電報サービスを選んでください。申込みの際に式典名と開始時間を入力しておくと、斎場のスタッフが弔電を管理しやすくなります。

弔電の台紙を決めてから届けるまでの手順

弔電の台紙を決めてから届けるまでは、届け先の確認から配達日の指定まで4つの手順で進めます。台紙選びの前に届け先と宗教を確かめておくと、選び直しが起きません。

STEP
届け先と喪主の名前の確認

斎場の名前と住所、喪主の名前、通夜と告別式の日時を訃報の案内で確かめます。ハート電報では式場名を入力すると住所が自動で入ります。

STEP
関係性で価格帯を絞る

故人やご遺族との関係と、香典や供花を別に送るかどうかで、台紙の価格帯を決めます。

STEP
宗教に合う台紙を選ぶ

葬儀の宗教に合う図柄の中から、ご遺族が持ち帰りやすい大きさの台紙を選びます。宗教がわからなければ白い菊か無地の台紙にします。

STEP
文面と配達日を確かめる

文面と書体をプレビュー画面で確かめ、確認画面で配達希望日が通夜か告別式の日付より前になっているかを見てから申し込みます。

配達希望日の入力ミスは、システムが自動で指摘しない場合があります。式典の日付と配達希望日が合っているかは、最後に自分の目で見比べてください。

弔電の台紙のよくある質問

台紙に迷ったら何を選べばいい?

台紙に迷ったときは、白や淡い紫の紙の台紙か、落ち着いた色の布張りの台紙を選べば失礼になりません。どちらも宗教を表す図柄が入っていないものなら、仏式・神式・キリスト教のどの葬儀にも送れます。価格は、関係性別の価格帯の表に合わせて決めます。

連名で送るなら台紙の金額は上げる?

連名で送る弔電は、1人で送るときより一段上の価格帯の台紙を選ぶことが多いです。費用を人数で分けるので、1人あたりの負担はあまり増えません。ただし、職場の有志で送る場合も、親族の弔電より目立つ台紙は避けます。

線香付きの弔電は失礼にならない?

線香付きの弔電は、仏式の葬儀なら失礼になりません。ご遺族が四十九日までのお参りで使えるため、実用的な供え物として受け取ってもらえます。神式やキリスト教の葬儀では線香を使わないので、宗教がわからないときは線香の付いていない台紙を選びます。

供花も送るなら台紙は安くていい?

供花も送るなら、弔電の台紙は紙の台紙で十分です。弔意は供花と弔電を合わせて伝わるため、台紙まで高価にする必要はありません。供花が会社名義で、弔電を個人として送るような場合は、個人としての関係性で台紙の価格帯を決めます。

まとめ|遺族の手元に残る姿で選ぶ弔電の台紙

弔電の台紙は、関係性で価格帯を決め、宗教で避ける図柄を外し、最後はご遺族が持ち帰った後の残り方で選びます。3つの基準を順に当てはめると、候補は自然に1つか2つに絞られます。

  1. 関係が近いほど価格帯を上げ、香典や供花を送るなら下げる
  2. 宗教を表す図柄はほかの宗教の葬儀に送らず、わからなければ白い菊か無地にする
  3. ご遺族が持ち帰りやすく、自宅に置ける大きさと付属品を選ぶ

ハート電報ラボは、多くの弔電をご遺族のもとへ届けてきた経験から、台紙は式の後にご遺族の手元でどう残るかまで考えて選ぶものだと考えています。ハート電報では、シンプルなオリジナル台紙19種類を含む53種類の弔電を、2,310円から価格別に絞り込んで探せます。紙の台紙から布張り、お線香とろうそく付きのセットまで、文字料込みの定額で比べられるので、関係性と宗教で絞った候補を総額のまま見比べてから申し込んでみてください。

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