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電報マニュアル

弔電でよく見られる漢字の読み方|覚えておけば読むときも安心!

弔電を手配するとき、文例を利用すれば簡単に送ることができますが、文面に見られる漢字や表現の中には、日常会話ではあまり使わない難しいものがあります。
もしお葬式で弔電を紹介する立場になったら、難読漢字が読めないと困るでしょう。また、自分で弔電のメッセージを書くときは、難しい表現の意味を知っていたほうが、文面がスムーズに思いつくはずです。
そこで、この記事では弔電についてあまり知らない人向けに、よく使われている難しい漢字の読み方やその意味などについて解説します。また、実際にお葬式で弔電を読み上げるときの手順についてもご紹介します。

弔電でよく見られる表現の読み方

普段の会話では使用しない表現で、弔電ではよく見られるものについて、読み方と意味をご説明します。

弔電によく使われる表現

  • 悲報に接し(ひほうにせっし)
  • ご逝去の報に接し(ごせいきょのほうにせっし)
  • ご訃報に接し(ごふほうにせっし)

弔電の文頭によく使われる表現で、「悲報(ひほう)に接し」は「悲しい知らせを知って」という意味合いです。「逝去(せいきょ)」は人の死を敬って表現する言葉で、「訃報(ふほう)」は亡くなったという知らせのことを表します。そのため、「ご逝去の報に接し」と「ご訃報に接し」はどちらも「亡くなった知らせを知って」という意味合いになります。

  • 謹んでお悔やみ申し上げます(つつしんでおくやみもうしあげます)
  • 哀悼の意を表します(あいとうのいをひょうします) 

「謹(つつし)んで」とは、「丁寧で礼儀正しく」「かしこまって」という意味です。「お悔(く)やみ」には、亡くなったことを残念に思い、残された人に慰める言葉をかけるという意味があります。
「哀悼(あいとう)」とは人の死を嘆き悲しむことで、「表します」は「あらわします」とは読みません。「哀悼の意を表します」で「亡くなったことを悲しく思い、心を痛めています」となります。

  • 悲報に愕然としています(ひほうにがくぜんとしています)

「愕然(がくぜん)」とは、非常に驚くことです。「(亡くなられたという)悲しいお知らせに非常に驚いています」というときに使います。

  • 衷心より故人のご冥福をお祈りします(ちゅうしんよりこじんのごめいふくをおいのりします)
意味:心の奥底から亡くなれた方の死後の幸福をお祈りします。

「衷心(ちゅうしん)より」とは、「心の奥底から」という意味です。「ご冥福(めいふく)」とは、亡くなった後の幸福のことを表す宗教用語で、故人に対して使用します。「衷心より故人のご冥福をお祈りします」は「心の底から亡くなった方の幸福をお祈りします」という意味になります。
「冥福」という言葉は、キリスト教などの仏教以外の宗教や、仏教の中でも浄土真宗を信仰している人には使えません。そのため、「ご冥福をお祈りします」を使うときは注意が必要です。

  • ご生前のご厚情に深く感謝します(ごせいぜんのごこうじょうにふかくかんしゃします)

「ご厚情(こうじょう)」とは、思いやりのある心や親切な気持ちのことです。親切にしてもらっていた人が亡くなったときに「ご生前の頃、親切にしていただいたことに深く感謝します」という意味で使います。

  • 在りし日を偲んでおります(ありしひをしのんでおります)

「在(あ)りし日」とは、亡くなった人が生きていたときのことを差します。「偲(しの)ぶ」とは、亡くなった人や過ぎ去ったことなどを懐かしむ気持ちで思い出すことで、「亡くなった人が生きていたときのことを懐かしい気持ちで思い出しています」という表現です。

  • 惜別の念を禁じ得ません(せきべつのねんをきんじえません)

「惜別(せきべつ)の念(ねん)」とは、別れがつらくてさみしい気持ちのこと。「禁じ得ません」とあるので、「亡くなった人との別れがつらくてさみしい気持ちを抑えることができません」という意味です。

  • 弔問かなわぬ非礼をお詫び申し上げます(ちょうもんかなわぬひれいをおわびもうしあげます)

「弔問(ちょうもん)」とは、葬儀に参列することです。「弔問できない非礼をお詫びします」と、参列できないことへのお詫びを強調するときなどに使います。

弔電に使われる敬称の読み方

喪主宛てに送る弔電では、故人について触れるときに喪主との関係性を表す続柄で表現します。特に読み方が難しいものを挙げてみましょう。

  • ご尊父様(ごそんぷさま)
  • ご岳父様(ごがくふさま)
  • ご母堂様(ごぼどうさま)
  • ご丈母様(ごじょうぼさま)
  • ご岳母様(ごがくぼさま)

喪主にとって実のお父さんが亡くなったときは「ご尊父様」で、喪主の奥さんのお父さんが亡くなったときは「ご岳父様」といいます。一方お母さんが亡くなったときは、実母の場合が「ご母堂様」、喪主の奥さんのお母さんの場合は「ご丈母様」「ご岳母様」です。

喪主の奥さんが亡くなったときに使う「ご令室様」は「ごれいしつさま」と読みます。
兄弟姉妹に関する表現では、「ご令兄(れいけい)様」「ご令弟(れいてい)様」「ご令姉(れいし)様」「ご令妹(れいまい)様」があります。同じように「令」を使った敬称が、喪主の息子が亡くなったときの「ご令息(れいそく)様」、娘が亡くなったときの「ご令嬢(れいじょう)様」です。
「ご祖父様」「ご祖母様」は「ご」が付いていると「ごそふさま」「ごそぼさま」と読みますが、「お」が付いて「お祖父様」「お祖母様」になると「おじいさま」「おばあさま」と読みます。

弔電に出てくる熟語の読み方

弔電によく出てくる熟語の中でも、読み方が難しいものについて意味と使用例をご紹介します。覚えておくと、実際に文面を考えるときや読み上げるときに困らないでしょう。

  • 哀惜(あいせき)

意味:人の死などを悲しみ、惜しむこと
使用例:ご訃報に接し、哀惜の念にたえません

  • 御許(おもと、おんもと)

意味:そばのこと
使用例:神の御許に召されました○○様が、安らかにお眠りくださいますよう、お祈りいたします。

  • 合掌(がっしょう)

意味:両手のひらを顔、胸の前で合わせて拝むこと
使用例:遠方からではありますが、合掌をさせていただきます。

  • 急逝(きゅうせい)

意味:急に亡くなること
使用例:ご尊父様のご急逝を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。

  • 功労(こうろう)

意味:大きな功績とそのために行った努力
使用例:故人のこれまでのご功労に敬意を表しますとともに、衷心よりご冥福をお祈りいたします。

  • 慈父(じふ)

意味:子に対し深い愛情と思いやりを持つ父親のこと
使用例:私たちを慈父のごとく見守ってくださった優しい先生でした。

  • 心中(しんちゅう)

意味:心の中の思いのこと
使用例:ご遺族皆様の心中をお察しするだけで胸が痛みます。

  • 心痛(しんつう)

意味:心を痛めること
使用例:ご尊父様の悲報に接し、ご家族の皆様のご心痛いかばかりかとお察し申し上げます。

  • 壮健(そうけん)

意味:体が健康で元気なこと
使用例:70歳を超えてもご壮健と伺っておりましたが、突然の訃報に申し上げる言葉もございません。

  • 痛惜(つうせき)

意味:ひどく悲しく思えるほど惜しむこと
使用例:ご令息様の悲報に接し、痛惜の念にたえません。

  • 拝察(はいさつ)

意味:推察することをへりくだって言うときの言葉
使用例:ご遺族の皆様のご無念はいかばかりかと拝察いたします。

  • 茫然自失(ぼうぜんじしつ)

意味:予想外であっけにとられて我を忘れること
使用例:ご逝去の報に接し、茫然自失としております。

  • 夭折(ようせつ)

意味:若くして亡くなること
使用例:○○君のご夭折を知り、悲しみにたえません。

お葬式で弔電を紹介するときの読み方

弔電は告別式に読み上げられることが多く、時には紹介役を頼まれることがあります。お葬式で弔電を紹介するときの手順、読み方、および弔電を紹介するときの流れのポイントについてご紹介します。

弔電紹介の手順

  1. 読み上げる弔電の選択と名前の読み上げ順の決定
    喪主の人が通夜の夜から告別式の朝までに読み上げる弔電を2~3通選び、名前や会社名の読み上げ順も決定します。このとき、喪主と一緒に名前や会社名の読み方を確認しましょう。読み上げる名前と読み方を紙に書き写しておくと間違えにくくなります。
  2. 事前に文面の読み方を確認する
    読み上げる弔電の文面を確認し、難しい漢字があったらチェックをしておきましょう。弔電を送った本人は参列していませんが、同じ会社の人や親族の人などが参列している可能性があります。弔電の送り主の名前や会社名はもちろん、文面も間違って読むわけにはいきません。
  3. 弔電を読み上げる場所や向きを確認する
    弔電を読み上るときの立ち位置はどこなのか、読み上げるときは霊前を向くのか、参列者を向くのかについて葬儀会場の担当者と確認しておきます。弔電を読み上げる際の流れについても確認しましょう。
  4. 一般的な当日の流れ
    告別式の司会により弔電の紹介を案内されたら指定の場所へ行き、ご霊前や遺族などに一礼します。一礼する順番は場合により異なるため、事前に確認が必要です。
    礼が済んだら、「ただ今から、頂戴しました弔電をご報告(紹介)させていただきます。順不同ではございますが、ご了承をお願い申し上げ、謹んで代読させていただきます」などと挨拶します。
    会社名、肩書き、名前の後に弔電のメッセージを読み上げます。全文を読み上げる弔電を終えたら、その他の弔電については「弔電を多数頂戴しているため」として、名前や会社名、肩書きのみを読み上げます。数が多すぎて時間が足りない場合は、数名のみ名前を読み上げて「この他にも多数頂戴しております」と言います。
    最後に「謹んでご霊前にご奉呈させていただきます」と結んでから、ご霊前に弔電をお供えします。終了の案内をしたら、ご霊前や遺族などに再び一礼をして席に戻ります。

弔電に頻出の難読漢字を読めるようにしておこう

弔電には普段会話に出ないような熟語や表現が使われています。悲しみに暮れている遺族に対して失礼がないようにするためにも、難しい漢字の読み方と意味を知っておいて損はありません。自分自身でメッセージを書こうとするときに、誤った意味で使わずに済みます。
弔電紹介を頼まれることは滅多にないかもしれませんが、もし読み上げることになったら、送り主の名前や難読漢字を読み間違えないようにしたいもの。大切な場面で失敗しないためにも、文面はあらかじめチェックしておきましょう。