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サムシングフォーとは?花嫁を幸せにするアイテムの取り入れ方

結婚式に取り入れると幸せな花嫁になれるという言い伝えがあるアイテム、「サムシングフォー」。結婚式の準備をしていて、聞いたことがある人もいるでしょう。4つのアイテムにはどんなものがあるのかご存じでしょうか。
この記事では、サムシングフォーの意味と取り入れ方、結婚式にまつわるラッキーアイテムをご紹介します。

「サムシングフォー」の持つ意味とは?

「サムシングフォー」の持つ意味とは?「サムシングフォー」をそろえると、どんなよいことがあるのでしょうか。それぞれのアイテムが持つ意味をお伝えします。

サムシングフォーとは

サムシングフォーとは、花嫁が結婚式で身に着けると幸せになるといわれる、サムシングオールド(Something old)、サムシングニュー(Something new)、サムシングボロード(Something borrowed)、サムシングブルー(Something blue)の4つのアイテムです。古くから伝わる幸せのおまじないとして、ヨーロッパで広く知られています。現代では日本でも取り入れる人がいます。
サムシングフォーは、英米を中心に親しまれている童謡の「マザーグース」の詩にも出てきます。
「何か一つ古いもの、何か一つ新しいもの、何か一つ借りたもの、何か一つ青いもの、そして靴の中には6ペンス銀貨を」
マザーグースの出版は1765年頃のため、少なくとも200年以上前から、サムシングフォーは人々に親しまれていたことがわかります。

4つのアイテムの意味

幸せをもたらすサムシングフォーの、4つのアイテムに込められた意味をご紹介します。

・サムシングオールド
古いもの、祖先から受け継いでいるもので、「幸せな結婚生活が長く続くように」という意味が込められています。

サムシングニュー
新しいものは新生活の象徴であり、何か新品を用意します。白いものを新調するのが一般的です。

サムシングボロード
すでに幸せな結婚生活を送っている友人から何かを借りることで、「幸せを分けてもらう」という意味が込められています。

サムシングブルー
青は聖母マリアを表し、清らかで純潔を表す色でもあります。青いアイテムを身に着けることで、夫への忠誠を表すといわれています。

サムシングフォーの素敵な取り入れ方

サムシングフォーの素敵な取り入れ方サムシングフォーを通じて、幸せな結婚生活を送れるように願いを込めながらアイテムを準備しましょう。各アイテムの取り入れ方をご紹介します。

サムシングオールド

先祖から受け継いでいるもの、ということで、一般的には祖母や母親が身に着けていたものを取り入れます。ウエディングドレス、ティアラ、ベールなどが残っていれば最適ですが、残っていない場合は、アクセサリーや指輪などを探してみましょう。

サムシングニュー

ドレスやベールを新調したくても、一度きりと思うと、高価でなかなか手を出せないのが実情です。新しいものは、ストッキングやハンカチといった小物類であればそろえやすいでしょう。ドレス用の下着や手袋でも、もちろんOKです。
ドレスを新調したい人は、自分のサイズに合わせて仕立てられたドレスを、使用後お店に返却する、「ファーストレンタル」というサービスを利用するのも一つの手です。また、前撮りをしたり、二次会を行ったりする場合、オーダードレスのほうがお得になる場合もあります。

サムシングボロード

すでに素敵な結婚式を挙げた友人から、何かを借りるのもいいでしょう。「あの時のベールが綺麗だったな」「ティアラがかわいかったな」と思い出して、幸せな結婚生活を送る先輩が使ったアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。手袋、アクセサリー、ハンカチなどの小物類であれば、気軽に貸し借りできるかもしれません。

サムシングブルー

結婚式のアイテムでブルーのものは、なかなか思いつきづらいかもしれません。ブルーのものは、人の目に触れないところで使うのがおすすめです。例えば、結婚指輪の内側にブルーの石を入れたり、ガーターベルトやランジェリーに青いリボンを結んだりすると取り入れやすいです。

結婚式に招待される側になったときに、出席が叶わない場合もあるでしょう。そんなときは、ブルーの台紙の祝電でお祝いの気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。花嫁に「サムシングブルー」のアイテムを贈ることができます。

結婚式のさまざまなラッキーアイテム

結婚式のさまざまなラッキーアイテムサムシングフォー以外にも、結婚式にまつわるラッキーアイテムはたくさんあります。それぞれにどんな願いが込められているのでしょうか。

6ペンスコイン

サムシングフォーの由来となったマザーグースの詩の最後に「そして靴の中には6ペンス銀貨を」という一文が出てきます。6ペンス銀貨は現代では使われなくなりましたが、かつてのイギリスで発行されていました。
6ペンス銀貨に込められている願いはとてもわかりやすく、「お金に困りませんように」というものです。花嫁の左足の靴の中に入れて挙式すると幸せになれるという言い伝えがあり、新郎の胸ポケットに入れる慣習もあるといわれています。
6ペンス銀貨は、インターネット通販などでレプリカを手に入れることができます。ウエディング以外のシーンでも、幸運をもたらすラッキーアイテムとして人気があるので、結婚式の機会に購入してみると、幸運が訪れるかもしれません。

ウエディングスプーン

スプーンを使った結婚式での演出といえば、ファーストバイトです。新婦が新郎に、「一生おいしいご飯を作ってあげる」という誓いの意味が込められています。お気に入りのスプーンをウエディングらしくリボンでデコレーションしたり、ゲストにインパクトを与えたい人は、ビッグスプーンを使用したりするのもおすすめです。

ウエディングマウス

結婚式に出席すると、受付の周りにはさまざまなアイテムが飾られているのを見かけます。中でも、定番となってきたのが動物のペアのぬいぐるみです。特にねずみは子だくさんであるため、「子宝に恵まれるように」と願いを込めて置かれることがあります。

ラッキービーンズ

結婚式に出席してくれたゲストに何かサプライズ演出を、と考えているカップルにおすすめなのが、ラッキービーンズです。参列者にふるまわれたケーキの中のどれか一つにドラジェ(砂糖のコーティングをしたアーモンド)が入っていて、当たった人に幸運が訪れる、という演出です。全員が参加できるため、皆で楽しむことができます。

ラッキーアイテムを使った演出

挙式を終えた新郎新婦を見送る際の演出にフラワーシャワーやライスシャワーがあります。中には花びらやお米以外のものを使った演出もあり、それぞれに意味が込められているので、演出に合わせてアイテムを選ぶとよいでしょう。
フラワーシャワーは、花の香りがお清めになり、新郎新婦を悪魔や災難から守るという意味が込められています。ライスシャワーは、稲穂が米をたくさん実らせる様子から豊かさや子宝の象徴といわれ、「食べ物に困らないように」という願いも込められています。パールシャワーは美と健康、リボンシャワーは末永い縁結び、フェザーシャワーは悪魔払いなど、多彩な演出はどれも、新郎新婦の幸せを願う気持ちが由来となっています。

伝統を取り入れ、幸せあふれる結婚式に

伝統を取り入れ、幸せあふれる結婚式に結婚式は、式を挙げる側も出席する側も幸せにあふれています。「幸せな結婚生活を送りたい」「幸せになってほしい」という願いがサムシングフォーなどの伝統となり、現代にまで受け継がれています。結婚式を一層素敵なものにしたいと考えている人は、さまざまな願いが込められたラッキーアイテムや演出を取り入れてみてはいかがでしょうか。