電報マニュアル・Q&A

忌み言葉とは?

忌み言葉とは、特定の場面において不吉なことを連想させるため、使用を避けるべきとされる言葉のことです。 結婚式や披露宴などのおめでたい席や、通夜や告別式などの人に不幸があった場では、忌み言葉を使用しないことがマナーとなっています。また、普段何気なく使っている言葉であっても、シーンによっては忌み言葉となることがあるため注意が必要です。

忌み言葉は場面によって様々なものがある

祝いの場や、お悔みの場など、場面ごとに忌み言葉が存在します。結婚式においては「切る」や「破れる」、「終わる」などは、別れを連想させるため、忌み言葉になります。また、お悔やみの場では「追って」や「迷う」、仏教以外の葬儀では「冥福」や「供養」も忌み言葉となります。結婚式と葬儀の両方で注意が必要な忌み言葉として、「苦」や「死」を連想させる「九」、「四」があります。

同じ言葉を繰り返す「重ね言葉」を避ける

同じ言葉を繰り返す「重ね言葉」も、慶弔の場では忌み言葉として避けられます。結婚式を何度も挙げることや、葬儀が立て続けに起こることは、望ましくないためです。例として「くれぐれ」、「たびたび」、「かさねがさね」、「返す返す」などが挙げられます。慶弔の場で話すときはもちろんのこと、電報にも書かないように気を付けましょう。

忌み言葉は場面によって様々なものがある

弔電の差出人名を記載する際に重要なのが、差出人と故人がどういう関係であったかを明らかにすることです。差出人名だけでは、故人とどういうつながりがあったのか、遺族には分かりません。そのため、弔電の差出人名には、企業や学校など所属する団体名や肩書きなどを添えましょう。

電報を送るときも忌み言葉に注意しよう

お祝いの際やお悔みを伝える電報を送る際も、忌み言葉を使用しないように気を付けることが大切です。電報で送ったメッセージは、口から発した言葉と違っていつまでも形に残ってしまいます。忌み言葉について理解を深めて、失礼のない電報を送りましょう。
忌み言葉は状況によって様々なものがあります。電報を送る際も、相手の状況を踏まえて、忌み言葉を避け、相手に喜ばれるメッセージを書きましょう。